道間違え”優勝者”失格
ゴール直前、誘導に不備(好記録 幻に)

>>北海道新聞より
 18日開かれた「2000はまなす全国車いすマラソン大会」のフルマラソン男子の部で、一位でゴールインした選手が、約1時間後に失格となった。終盤の真駒内公園内でコースを間違え、約1.5キロ短い距離で“完走”してしまったためだが、観客や関係者からは選手をねぎらう声やコース誘導の不備を指摘する声が上がっていた。
 失格となったのはシドニーパラリンピック競技大会の日本代表、室塚一也選手(美唄市)。スタート直後から独走し、2位に10分以上の大差をつける1時間27分37秒の“日本新記録”でゴールインした。

 ところが、室塚選手は同公園内のY字路で、本来とは逆のコースに入ってしまっていた。主催者側によると、この分岐点では運営スタッフ2人が両端に立って小旗で誘導しており、間違いに気付いた大会役員が自転車で追い掛けたが、室塚選手のスピードが速く追いつけなかったという。

 突然の失格宣告に、喜びに包まれていた室塚選手の周辺はがっかり。室塚選手の友人の道外選手は「長距離を走れば、疲れて周りを見る余裕がなくなってくる。車いすの目線で誘導してくれないと選手にはつらい」と漏らした。

 11回目の同大会で失格は初めてで、佐竹土佐男大会長は「選手の誘導には十分配慮したつもりだったが、反省しなければならない」と謝罪。室塚選手は「自分が悪いのですから」と運営スタッフを気遣いながらも、「初めて1時間半を切れたと思っていたのに、残念です」と肩を落としていた。

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